先日、札幌市中央区集合住宅の一室にて孤独死(死後2週間以上経過)の特殊清掃を行いました。
故人様の尊厳を尊重したいので、詳しくは解説できませんが、まだ亡くなるのには早すぎる年齢の方の、病気による突然死のようでした。
室内は生活のための食材や家財道具があり、本当に亡くなるのは故人様も予期していなかった事ではないかなと思われます。
私も現地にて清掃作業に従事させて頂きましたが、様々な遺品を整理させて頂いておりますと、自身の生活や家族の事、そして何かあった時の対応について考えさせられました。
そこで今回は弊社にも問い合わせの多い、孤独死などが発生した場合の特殊清掃業者の手配、費用についてお知らせさせて頂ければと思います。
最初に特殊清掃が必要な現場ですが、多くは孤独死、自殺等亡くなられてから発見までに日時が経過した部屋、家屋が対象となります。亡くなられた原因が明確になることは少なく、状況によっては肝炎等の二次感染のリスクが高くなることがほとんどです。また腐敗の進行度合いによっては、臭気やハエなどの害虫の発生も充分に考えられ、しっかりとした養生を行わなければ、作業者自身のリスクを高める事のみではなく、近隣住民の方の感染リスクを高めたり、不快にさせてしまうこともあります。
そこで業者の選定で重要になるのは、弊社の様に事件現場特殊清掃士という有資格者が在籍している業者を選ぶのが重要となります。
事件現場特殊清掃士とは一般社団法人事件現場特殊清掃センターが定めている
一定の知識、技術を有している者が所得出来る資格であり、その有資格者は自身のみではなく他者の安全衛生を守る事ができます。特殊清掃というと壮絶な現場が想像され易いですが、もっとも重きを置かなければならないのが、自身そして他者の安全衛生の確保そして風評被害の撲滅です。
次にその費用についてですが、これは室内の大きさ、家財道具などの量、そして腐敗、臭気のレベルにより異なりますので、やはり現地調査が必要となります。よくかなり低額な料金で、特殊清掃をうたっている広告を目にしますが、自分が業務に従事しているからこそ、その金額が本当にコミコミ価格なのか?しっかりとした感染リスクの軽減が図られているのかは正直疑問に思います。
また清掃費用は安い物ではありません。そこで重要になるのは弊社の様に遺品整理士が在籍している事、そして古物商の許可を受けている事です。この2点があれば、故人様の遺品を思いやりを持って整理を行い、不用品に至っては買い取り特殊清掃費用と少しでも相殺する事ができ、遺族の方の負担を少しでも軽減することができます。
最後に私は特殊清掃が発生する事がない世の中になるのが一番願っている事ですが、現在のコロナ禍の状況からみても特殊清掃は増加傾向になるのではないかと考えております。
弊社は事件現場特殊清掃士、並びに遺品整理士が在籍しておりますので、安心して見積もり依頼を頂ければと思います。見積もり時にも防護服等を使用するため見積もり費用を頂いている業者も存在しますが、弊社では困った時はお互い様の考えから見積もり費用を頂いておりません。
特殊清掃の無くなる世の中になる事、そして少しでも早く新型コロナウイルスが終息することを願っております。
株式会社ピースクリーン